(本記事は事実を基にしていますが実施は自己責任でお願いします)
前回、軽トラハウスの制限や設計について考えてみました。
その結果、自分は木造で軽トラの荷台に乗り切るサイズの軽トラハウスを作る事にしましたよ。
そこで今回は、木を使った骨組みを作り壁・屋根を作っていきますよ~
▼ 使う工具などはこちらを見てね ▼
骨組みの主要な材料について
まずは骨組みを作っていきましょう。
木造と言っても、一般的な木造住宅のように太い柱を建てたり2×4(ツーバイフォー)のような作り方は自分の技術ではできません。
そこで、使用したのは30mm×40mmの太さの木材を使いました。
通常は「野縁」という用途に使われている材料なので手に入りやすく安価なのがメリットですね。
ただし現状(2022年10月)ネットではあまり販売されていませんのでホームセンターで購入する必要があります。
また、屋根の下地材として使われているものなので適した環境なら耐久性も十分だと考えられます。
そして、この木材を固定するのは「コーススレッドビス」を使いました。
太さと長さは数種あるのですが、自分は次の3種類を使いましたよ。
- 3.8mm×25mm
- 3.8mm×32mm
- 3.8mm×51mm
特に3.8mm×32mmは最終的に300本以上使いましたね。
とりあえず骨組み作製だけなら、3.8mm×25mmと3.8mm×32mmが100本(1袋?)ずつあれば足りると思いますよ。
ちなみに、このコーススレッドビスはネットで買うと高いです。
上で紹介したものはステンレスなので、Amazonで買うなら許容範囲かなって思いますが。。。
近くにホームセンターがある人は迷わずそこで買ってください。
では、次に骨組みを作製する際に必要になる加工「相欠き継ぎ」について紹介しますね。
相欠き継ぎの作製方法
木と木の交差する部分は厚みが倍になってしまいますよね。
これを回避する為には木材を短く切って一つずつ繋いでいくこともできますが、強度も心配ですし加工も面倒です。
そこで利用したのが相欠き継ぎという方法です。
ただし、家具などで使うような精密なものではなく、木の交差した部分がきれいに収まればOKです。
この相欠き継ぎをするために、交差する部分の木を丸ノコで切っていきますよ。
まずは深さを板厚の半分に調整した丸ノコを5mm間隔くらいで入れていきます。
▼ 自分は京セラの丸ノコを使っているよ ▼
残った部分はマイナスドライバーを使って取り除いてしまいます。
きれいに取り除ければ相欠き継ぎが出来上がりますよ。
仕上がりが凸凹だったらヤスリなどを使って調整してくださいね。
それではいよいよ骨組みを作成していきましょう。
パネルの骨組みの作成について
タテとヨコの柱の加工が終わったので、広いところで組み立ててみますね。
相欠き継ぎの加工をしているので、寸法さえ合っていればだいたいの平行と直角が出るはずです。
全ての交差する部分に下穴(2~3mm)をあけて適したコーススレッドビスを打ち込んでいきますよ。
完成すると次の写真のようになります。
これは、床面になる骨組みですが、他に天井と側面をそれぞれ作りました。
この段階ではまだグラグラしますが、壁をつけるとしっかりするので安心して下さいね。
各部品が出来上がったら組み上げていきますが、その際に必要になる「鬼目ナット」の加工について紹介しますね。
鬼目ナットの加工方法
ここでは、鬼目ナットの加工方法について紹介します。
まず、鬼目ナットは次のような部品ですよ。
自分はM6の鬼目ナットを使いました。
この鬼目ナットはホームセンターではあまり売ってません(自分が知る限り)。
納期がかかる場合があるので、早めにネット注文しておいた方が良いですよ。
▼ 鬼目ナットはこういうものだよ ▼
出来るだけ大きいネジ(ボルト)の方が強力なんですが、持っている工具などを考慮してM6にしてます。
この鬼目ナットを入れるにはまず下穴(M6の場合9.0mm程度)を開けます。
この時に貫通させたくないので、ドリルに深さの目印を付けておくと良いですよ。
また、下穴と言っても9.0mmの大きな穴なので、自分は木工用のショートビットを使っています。
500円くらいのショートビットなのですが、中国製の安いドリルでも問題なく9.0mmの穴があけられたので良かったですよ。
▼ 安物なのに結構使えるドリルの記事も見てね ▼
下穴があいたら、六角レンチで鬼目ナットをねじ込めば完成です。
この加工をそれぞれの骨組みパーツにしていきます。
なお、この鬼目ナットの加工は本当は面倒なんですが、軽トラハウス(小屋)をメンテナンス等で分解できるようにするために使ってるんですね。
そんなの必要ない!って人は直接ビス留めしちゃった方が楽だと思います。
あとは、各パーツをボルトで留めれば骨組みの完成ですよ~
骨組みのパーツをボルトで留めれば骨組みの完成
加工できた鬼目ナット部分を使ってボルト留めして骨組みを完成させていきますね。
作業自体は特別難しい事はないのですが、強度を保つためにボルトは多めに留めておきたいですね。
自分は各柱の両側にボルト留めするようにしたので、ボルトが50本以上必要になりました。
全てのボルトを留めると次の写真のような感じになりますよ。
だいぶ小屋っぽくなってきましたね。
これで、骨組みの部分は完成です。
次は、壁と天井を張っていきますよ(床は先に張っちゃってます)~
壁と屋根の作成について
外壁・屋根・床に使うのはOSB合板です。
本来であれば、トタンなどの外壁・屋根材を使うべきなのですが、強度と重量を考慮してOSB合板にしています。
よって、寿命はあまり長くないと思いますがね。。。
それも考慮して、各部品が分解できるようにしてあるんですよ~
ということで、OSB合板とはこんなものです。
厚さが数種あるようですが、自分は最も薄い9mmを使いましたよ。
これを骨組み取り付けていきます。
コーススレッドビスを使うので、2mm程度の下穴をあけてからビスを打っていくと柱が割れにくいですね。
壁を作っていくとこんな感じになりますよ~
実ははじめは屋根もOSB合板で作ったのですが、雨漏りしてしまったのでポリカ波板で作りなおしてます。
OSB合板と違って剛性は期待できないので、柱の本数を増やしていますよ。
このポリカ波板は専用の釘が販売されているので、それを使って固定しています。
▼ こんなものだよ ▼
あとは、窓とドアを作ればほぼ完成ですよ~
▼ 窓とドアを作った記事はこちら ▼
(記事作成中)
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