【DIY】石膏ボードに直接ネジを打たない理由と対策方法

インテリア

多くの家は石膏ボードで囲われている

古来から、日本では木造建築で家を作ってきました。現代においても、木造の家屋は多いですし、マンションなどのコンクリート造でも屋内は和室なら材木が見えているところもあるでしょう。

多くの、家では部屋の壁には壁紙(クロス)が貼ってあると思います。この壁紙は木の板に貼り付けてあるわけではありません。実は、石膏ボードと呼ばれる板に貼り付けてあります。

この石膏ボードは、反りが少ない・燃えにくい・某音声に優れるなどの理由から使用されています。

壁の作り方にはいくつもありますので、全ての家で採用されているわけではありませんが、殆どの家では石膏ボードが使われていると思って良いでしょう。

石膏ボード直接ネジを打たないのは保持する力がないから

石膏ボードはその名の通り石膏を利用した板です。石膏は硬いですが、非常にもろい特徴があります。力を受けた部分が細かく割れてしまい、白い粉になってしまうんです。

そのため、ネジや釘を直接打った場合には(施工して直ぐには問題が発生しないしなくても)、長期間使用していると徐々に振動や重さで割れてきてしまいます。

そうなると、だんだんネジなどを保持する力が弱まって、最終的にはネジが抜け落ちてしまいます。

実際に我が家でも、タオルハンガーを石膏ボードに打ち付けていましたが、子供達が雑に扱うので石膏ボードから抜けてしまいました(涙)。

我が家のタオル掛けハンガーが壊れかけた写真
石膏ボードに直接ネジを打つと意外と持ちません

石膏ボードにネジを効かせたい時の対策

石膏ボードが固定されている支柱を利用する

石膏ボードの強度が弱いとはいえ、その石膏ボード自体も壁に保持されなければいけません。通常は、壁の中に支柱がありその支柱にネジで留められています。支柱は木で出来ている事が一般的ですので、この部分にはネジや釘が強く固定できます。

つまり、壁の中の支柱を探して、できるだけそこにネジや釘を打つようにしましょう。

なお、支柱を探すには次の方法があります。

  • 壁を叩いて音の違う場所を探し出す
  • 針を刺してみて確認する
  • 探知機を利用する

通常は、等間隔で支柱が立っているはずです。寸法を予測して探すと探し易いかもしれません。

▼ 使う頻度が高いなら探知機がおすすめ ▼

ボードアンカーを使う

どうしても、支柱が無い所にネジを打ちたい場合には『ボードアンカー』を利用すると良いです。そもそも強度が低いので重量物を吊るしたりはできませんが、単にネジを打つ場合と比べると比較にならないくらいの強度と耐久性が出ます。

ボードアンカーを使っても石膏ボードが壊れた写真
ボードアンカーを使っても強い力をかけると崩れてしまいます。

ボードアンカーを利用する場合には、裏側に支柱があると上手くいきません。支柱の無い部分を選んで施工するようにしましょう。

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下地材を使う

支柱を利用して、木材の板を固定します。この木材にネジや釘を打ち込んで使う方法です。少し見た目は悪いですが、一度下地材を打ち込んでしまえば何度も利用できます。

ただし、あまり薄い板を使用してしまうと、ネジ等が貫通して石膏ボードをキズ付けてしまいますので注意が必要です。

また、下地材が直接目に触れるようになるので、オシャレな素材を使うなど気を使う必要がありますね。

もしも、石膏ボードがキズついてしまったら?

前述のように、石膏ボードは非常に脆いです。ネジを打っても、振動などでネジが効かなくなってきます。更に酷くなると、ネジの周りの部分も割れてしまい大きな穴が開いてしまうこともあります。こうなってしまったら、次のような対策で対応しましょう。

  • 石膏ボードを打ち直して壁紙を貼る
  • 穴を下地材で覆い、下地材にネジを打ち直す
  • 石膏ボード補修剤で補修する

出来てしまった穴がまだ小さいうちならパテ補修材を使うとその穴をもう一回使える可能性もあります。

状況をみて対応を変えてみて下さいね。

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