水糸(水引糸)を使うにあたり
(本記事は事実を基にしていますが、実施は自己責任でお願いします)
外溝工事を行う上で難しい事の一つとして、平行・水平を出す事が挙げられます。表現が難しいかもしれませんが、簡単に言えば『真っ直ぐに作る事』です。プロが積んだブロックは綺麗に揃っていますが、素人が同じように積むことはなかなか難しいです。今回は、少しでもプロに近くなるような平行・水平出しのために、水糸の使い方について紹介したいと思います。
水糸とは何なのか?

水糸と言って聞き覚えのある人は余りいないと思います(人によっては水引糸とも言うようです)。日常生活で使用することは少ないですが、土木関係では一般的に使用されています。例えば、家の基礎工事現場にて黄色い細い糸で囲ってあるのを良く見かけますが、この黄色い糸が水糸です。多くの場合ポリエステル(おそらくPET)で出来ており、耐侯性(外での劣化し難さ)や引張強度に優れています。用途により、色や太さなどを選べるようですが、ホームセンターだと1種類しか売っていない場合が多いです。
この水糸は、普通にホームセンター等で100円くらいで売っています。DIYで利用するには筆者の購入したもので大抵は足りますが、大量に必要な場合は下記のような商品もあります。
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SHINWA/シンワ測定 ポリエステル水糸 リール巻 蛍光イエロー 太 0.8mm 270m 78478 価格:338円 |
必要な道具など
- 水糸
- 水平器
- メジャー
- 木製杭(あれば)
- 釘 など
張り方が大切!実際の使用例
水糸は、引っ張りに対して非常に強く出来ています。なので、人力で引っ張ってもそう簡単に切れません。水平や平行の基準線になるので、風に揺られて動いてしまわないようしっかりと引っ張りましょう。
また、木の杭や板と釘で水糸を固定するのが一般的です。しかし、DIYでは杭や板をわざわざ買いに行く程水平出しが重要でない場合も多いと思います。実際、筆者は剪定枝等を代用していたりします。

このように、水糸が目印として固定されれば何でも良いのです。ただし、工期が長い場合は剪定枝だと途中で壊れてしまうかもしれませんが。。。
本格的に外構工事を実施したい方は、杭や板などを利用してしっかりと固定しておけば水平・垂直の微調整をやり易いです。
小ネタ
- 水糸は約100円の割には効果はバツグンです。
- 水糸は引っ張る事が大事です。
- 水糸の水平出しは結構難しいです。水糸では平行のみ出して、水平器で調整するのもありです。
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