(本記事は事実を基にしていますが、実施は自己責任でお願いします)
台所の掃除に欠かせないメラミンスポンジですが、他にも色々な個所で活躍の場がありますよね。
筆者も日々(?)の掃除に重宝しています。
非常に強力なツールである一方、使い方を間違えると思わぬ失敗につながりかねません。
今回は、メラミンスポンジ使用の注意点と使用事例について紹介したいと思います。
メラミンスポンジとは
その名の通り、メラミン樹脂という化学物質を利用して作ったスポンジです。
少し難しい話になってしまいますが、メラミンとホルムアルデヒドという物質を反応させて作成した熱硬化性樹脂がメラミン樹脂となります。
何言っているのかわからない人は気にしなくて良いですが、ホルムアルデヒドが有毒だということは認識しておいてください。
なお、スポンジ(樹脂)の状態では毒性は低いのでご安心ください。少し話がずれてしまいましたが、このメラミン樹脂は非常に硬くて強い性質があるんです。
その為、他の物質と擦れた時に研磨剤のような効果が生まれるんですね。
これを利用して、洗剤が無くても落ちるスポンジになっているんですよ。
なお、筆者は生協(コープ)のメラミンスポンジを使っています!
▼ 有名なのは激落ちくんですよね ▼
実は危険? メラミンスポンジ利用の注意点
対象にキズがつくことがある
台所で食器を洗う時、通常は台所用洗剤を使用します。
この時、食器の汚れは水やスポンジにより流される効果と洗剤の界面活性及び油との結合により洗浄されます(何それ?って人は気にしなくて良いです)。
一方、メラミンスポンジは研磨する力で汚れを落としています。
極端に言うとヤスリで削ってるのと同じです。
ですから、弱い材質に対して使用すると削れちゃうんですね。
復元性が少ない
メラミン樹脂は材質として硬くて強いと紹介しましたが、これは良い事ばかりではありません。
我々が想像するスポンジは柔らかくて押してもすぐ戻るイメージがあります。
スポンジ自体の構造と材質の柔軟性がスポンジらしさを作り出すのですが、材質にも柔軟性があるから戻るんですね。
メラミンスポンジは材質の柔軟性が低いです。
ですから、使うとすぐにつぶれちゃうんですね。
熱や強酸に弱い
熱や強酸によって、メラミン樹脂が分解する可能性があります。
普通メラミンスポンジは掃除に使いますので、熱湯消毒や塩素系漂白剤使用の際に使われる可能性があります。
この時、メラミン樹脂が分解してホルムアルデヒドが発生する可能性があります。
特殊な使用状況かとは思いますが、ご注意ください。
また、電子レンジにかけると発熱しますのでやめましょう。
注意を守れば大丈夫! 自分はこんな汚れに使っていますよ
メラミンスポンジ利用の定番 台所で使う
最も使用される場所と言える台所です。
ステンレスの部分は大抵使っても大丈夫です(光沢があるものはお勧めではないですが)。
陶磁器の食器については、塗装がはがれる可能性があります。
筆者が最近使って感動したのは、圧力鍋についてしまったしつこい焦げです。
写真を見ていただければその効果は一目瞭然です!
使用前(圧力鍋)
使用後(圧力鍋)
5分程擦っただけでこれだけ汚れが落とせました!ちなみに使用したスポンジはこんな感じです。
使用前(スポンジ)
使用後(スポンジ)
見事に汚れが入り込んでますね(^^)
風呂場でも大活躍できる
風呂場に残った水滴の跡等はメラミンスポンジで落とせます。
ただし、多くの家庭で採用されているユニットバスは樹脂部品が多い為使用できる個所が限られます。
筆者の自宅もユニットバスですので、水道のステンレス部分や床くらいにしか使えていません。
なお、ガラス面(擦りガラスはダメ)には使用し易いです。
床の使用結果は次のようです。
使用前(風呂場床)
皮脂の汚れなのか、所々黒ずんでいます。
使用後(風呂場床)
かなり、白くなりました。ピントが合い辛いです。。。^^
なお、使用した後のスポンジは無残なものになっています。
まだまだ使用できますが、つぶれちゃうと作業し難いんですよね。。。
もちろんDIYでも使うことができるよ
以前紹介したヘッドランプの曇りは、メラミンスポンジで磨きました。
ヘッドランプには樹脂コーティングされている場合があるので、あまり研磨はお勧めできないのですが、そのコーティング層も劣化している場合は使用しています。
また、車の塗装部に木の枝が擦れた程度のキズであればメラミンスポンジで軽くこすれば目立たなくなる可能性がありますね。
使用前(ヘッドランプ)
使用後(ヘッドランプ)
▼ ヘッドランプ磨きの記事はこちら ▼
小ネタ
- メラミンスポンジは研磨(削る)ことで汚れを落としています
- キズが心配な方は、必ず目立たない箇所で試してから使いましょう
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