(本記事は事実を基にしていますが、実施は自己責任でお願いいたします)
筆者は軽自動車に乗っています。軽自動車は維持費が安いのが魅力ですが、タイヤが細いためタイヤの減りは早い感じがします。もちろんタイヤ自体が安いのですが、交換頻度が高いので工賃が高くなってしまいます。量販店で交換すると約2000円/本が相場だと思います。タイヤ処分費等を含めると、4本で1万円くらいはかかるのではないでしょうか。交換頻度が高い人だと無視できない費用になってきます。そこで、今回は自動車用タイヤの手組み方法について紹介したいと思います(本記事では古タイヤの脱離について)。なお、この方法ではホイールに傷が必ず付いてしまいますのでご注意ください。
▼ ローテーションの場合はこっちを見てね ▼
タイヤ交換に必要な工具など
- タイヤレバー(できれば2本以上)
- 虫回し
- ジャッキ(車載のもので可)
- 水道用ホース 5cmくらい(リムガード代用)
- 台所用洗剤
▼ 出来れば3本欲しいタイヤレバー ▼
タイヤ交換方法(やり方)-ホイール離脱
交換するタイヤを自動車から外す
自動車の指定された位置にジャッキをか置き、車体を持ち上げます。ホイールナットを取り外して、タイヤを自動車から取り外します 。
ジャッキが1台しかない場合は、スペアタイヤを取り付けておく
後の工程で、車載ジャッキを使用しますので、一度スペアタイヤを付けておきます。
ジャッキが2台以上ある場合は、車体を持ち上げたままでも良いです。(安全には十分注意してください)
タイヤの空気を抜く
エアバルブの中心にあるバルブコアを虫回しで回すと、タイヤの空気が抜けていきます。
勢い良く空気が抜けるので、バルブコアが飛び出てしまう事がよくありますので注意しましょう。
▼ 虫回しはこんな工具です ▼
タイヤビードを落とす
タイヤの最も中心側に配置されるビードと呼ばれる部分を、ホイールの突起部から落とし(外し)ます。
タイヤとジャッキが入る程度の隙間をつくり、ジャッキを上げて(伸ばして)いきます。
『ボン』という音が鳴り、ビードが落ちます。
落ちない場合は、何度か同様の作業を繰り返す・ビード部分に中性洗剤等をつける・ビード部をタイヤレバーでこじる等を行いましょう。
一か所ビードが落とせれば後は足で踏むと一周分落とせます。
逆側(裏側)も同様にビードを落としましょう。
なお、タイヤレバーのみでもビードを落とせますが、「超大変」ですよ💦
▼ ビードを落とす道具もあります ▼
タイヤをホイールから外す
初めに、ホイールの外側(見える面)を上に置いた方が作業しやすいです。
足でタイヤを踏み出来た隙間にタイヤレバーを差し込み、タイヤをホイールからはがして行きます。
エアバルブが邪魔になるので、無い部分から差し込んでいきましょう。
タイヤレバーが2~3本あると作業がスムーズです。
傷が気になる方は、リムガードを使用したりタオル等を置くなどしましょう。
数か所剥がしていくと、全体が外せると思います。
▼ リムガードはこんな道具です ▼
自分はリムガードの代用として水道のホースを切ったものを使用していますが、結構すぐに破れちゃいます。
当然ホイールにキズもつきやすいので、気になる人はリムガードを使った方が良いでしょう。
また、タイヤのゴムの滑りが悪いと感じたら、ビードクリームを使うと滑りが良くなりますよ。
もしなかったら、台所用洗剤を薄めた水でも代用できますが、すぐに乾いてくるのでチョット作業が忙しいですね。
次に、もう一方のビード側を外します。
ホイールの内側からタイヤレバーを入れてホイールのリムに引っ掛けます。
タイヤレバーを逆側に倒すイメージで力をかけていきます。
180度くらい倒すと大抵は外れますが、外れない場合は、中性洗剤をつけたりゴムハンマーで周辺を叩いたりして外します。
これで、タイヤの脱離は完了です。
次は、エアバルブを交換していきますよ。
▼ エアバルブ交換の記事はこちら ▼
小ネタ
- ホイールに傷が入りますので、気になる方には推奨できません。
- タイヤレバーは必須だと考えた方が良いです。
- 古いタイヤは、ガソリンスタンド等で処分してもらいましょう。
- 慣れれば、ここまで30分程度で出来ます。
- 筆者のタイヤレバーは360mmです。軽自動車の場合でも、もう少し長くても良い感じがします。
▼ タイヤ組込の作業の記事はこちら ▼
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