(本記事は事実を基にしていますが、実施は自己責任でお願いします)
自動車の車検の際に一緒に点検・整備を行う方が殆どだと思います。
ユーザー車検と併せて点検整備を自分で行う場合はもちろんですが、ディーラーに全てお任せの方も少しでも費用を抑えたいですよね(^^;)
それには、簡単な整備であれば自分で行っておく事で交換部品を少なくしておく事が有効になります。
もちろん、十分に整備されている状態でも、ディーラーや整備工場では経過年数と走行距離によって無条件で交換されてしまう部品もありますが、点検方法とは覚えておいても損は無いと思いますよ。
今回は、あまり聞きなれない部品の『メーターリングバルブ』について点検方法や洗浄方法について紹介したいと思います!
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メタールングバルブとは? 何している部品なの?

メターリングバルブは自動車の24ヵ月点検にて点検・整備される項目の一つです。
難しい名前をしているのですが、実際には写真の矢印の部分にある小さな部品です。
ブロー・バイガス還元装置を構成する部品の一つで、『PCVバルブ』とも呼ばれているそうです(乗用車を前提としています)。
ブロー・バイガス還元装置と言ってもわからない方が大半だと思いますが、エンジンの中にある未燃焼の排気ガスをもう一度燃やす為にある装置なんですよ。
その装置内では排気ガスを一方向に流したいので、このメターリングバルブという部品で逆流を防いでいます。

難しい横文字で呼ぶけど単純に言えば、「逆止弁」なんだよ。
若干のエンジンオイルが排気ガスに含まれる為、劣化したエンジンオイルが詰まってしまう事があるようです。
メターリングバルブが詰まるとどうなるのか?
筆者自身は、この部品が完全に詰まって動かなくなったことが無いのですが、詰まった場合には
- エンジンが暖まっているのに排気ガスがガソリン臭い
- 排気に白い煙が多い
- エンジンオイルの劣化が早い
などの症状が出るようです。
確かに、古い車程そんな症状が出易い気もしますよね?
もしかしたら、メターリングバルブの動作がおかしいのかもしれませんよ!
メターリングバルブの構造について

前述のように、メターリングバルブは逆止弁の一種です。
部品の内部にスプリングが入っていて、この力を借りて排気ガスが逆流するのを防いでいます。
この動きが正常であるかを確認するのが点検の目的です。
メターリングバルブの点検方法
目視による確認
メタールングバルブ周辺にオイルが漏れていないか確認します。
油が漏れているようなら、パッキン側の交換を検討しましょう。
次に、メタールングバルブを外して外部及び内部の汚れを確認します。
動作の確認
上述のとおり、メタールングバルブは逆止弁の為気体が一方向にしか流れません。
双方の入り口より空気を送り込んでみて流れが正常か確認します。
併せて、正流側での動作時に内部でカチカチという音がするのか確認します。
エアブロー(圧縮空気)の設備があると確認作業が簡単ですよ。
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口で息を吹いても確認できるみたいだけど、汚れないように気を付けてね。
排気ガス濃度の測定
排気ガス濃度はテスター屋等で測定します(個人で出来る方はそれでも良いですが)。
基本的には12ヵ月点検や24ヵ月に併せて行えば十分です。
『排気ガス濃度NG=メタールングバルブ異常』ではありませんが、排気濃度がNGの場合には疑ってみてくださいね。
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